असंभवम् हेम मृगस्य जन्म,तथापि रामो लुलुभे मृगाय।प्रायः समापन्न विपत्तिकाले,धियो अपि पुंसां मलिनी भवन्ति ।।黄金の鹿など生まれようはずもない。それにもかかわらず、ラーマはその鹿を欲した。往々にして、災厄が極まった時、人の心までもが濁ってしまうものなのだ。
黄金の鹿などいるはずがない。それでもなお、シュリー・ラーマはその黄金の鹿に心を奪われてしまった。確かに、逆境が襲いかかった時、人の知恵は鈍ってしまうものだ。
同じことが、ダルマラージャ・ユディシュティラにも起こった。ドゥルヨーダナは彼らを呼び寄せ、再びチョウパド(サイコロ賭博)をしようと持ちかけたが、彼らは不運ゆえに、それを「拒む」ことができなかった。こうしてハスティナープラにて、チョウパドの賭けが再び行われることとなった。
今回、勝負の条件は異様なものであった。敗者は兄弟たちと共に12年間、荒野での生活を送らねばならない。その後、さらに1年間を隠遁生活(追放の身)として過ごすこととなる。もしその期間中に正体が露見してしまえば、すべてが振り出しに戻り、再び12年間の追放生活に耐えなければならなかった。
それはパーンダヴァたちにとって、またしても不運な出来事であった。彼らは再び敗北を喫したのである。
賭けの条件に従い、五人の兄弟は母クンティーとドラウパディーを伴って、森へと旅立った。
パーンダヴァたちは追放の身として、多大な苦難に耐え忍んでいた。
しかし、ドゥルヨーダナの悪意はなおも満たされることがなかった。彼はパーンダヴァたちが苦しむ姿を、自らの目で目撃したいと切望していたのである。そこで彼は、家畜の頭数調査を行うという口実のもと、ドヴァイタヴァナの森へと向かった。
彼の兄弟たちやカルナらが、その旅に同行した。
もともと好戦的な気質のドゥルヨーダナは、森の中で些細な事柄をめぐり、すぐにガンダルヴァ王チトラセーナとの口論に発展させてしまった。
やがて両軍の間で、全面的な戦闘が勃発した。ドゥルヨーダナ軍は壊滅的な敗北を喫し、混乱の極みの中で敗走した。あのカルナでさえ、戦場で踏みとどまることはできなかった。ドゥルヨーダナはただ一人戦い続けたが、結局は彼もまた敗れ去った。
チトラセーナは彼を縄で縛り上げ、捕虜として自らの戦車へと放り込んだ。
辛うじて一命を取り留めたドゥルヨーダナの敗残兵たちは、パーンダヴァたちの野営地へとたどり着いた。
彼らは「助けてくれ! 助けてくれ!」と必死に叫びながら、ドゥルヨーダナが捕らえられたという報せを伝えた。
これを聞いたビーマは、狂喜乱舞した。彼は叫んだ。「ガンダルヴァ王に祝杯を! 彼は我々自身が成すべきであったことを、まさにその通りに成し遂げてくれたのだからな!」
しかし、ユディシュティラはビーマの発言に不快感を示した。彼はビーマを厳しく叱責し、こう言い放った。
「ビーマセーナよ! ドゥルヨーダナが捕らえられたことを、お前がそのように喜ぶとは何事だ。身内の争いに関しては、我ら5人のパーンダヴァと100人のカウラヴァ兄弟の間で、互いに決着をつければよい。
だが、第三者が敵として現れたならば、カウラヴァと我々はもはや別個の存在ではない。むしろ、我々は105人として団結して立ち向かうのだ。
『ヴァヤム・パンチャーディカム・シャタム』
(वयं पञ्चाधिकम् शतम् )
我らは105名なり!」
[वयम् 我々は/पञ्च 5 パーンダヴァ/अधिकम् 〜を超えた/शतम् 100 カウラヴァ]
そこでパーンダヴァたちは、ドゥルヨーダナの敗走する軍勢を立て直し、ガンダルヴァ王に対して猛攻を仕掛けた。パーンダヴァたちの姿を認めるや、ガンダルヴァ王は敵対行動を止め、静まり返った。
彼は両手を合わせてユディシュティラに語りかけた。「ダルマラージャよ、私がこのような振る舞いに出たのは、ひとえに邪悪なカウラヴァたちに教訓を授けるためであった。もしそなたが望まぬというならば、ドゥルヨーダナを解放しよう。」
縄目から解き放たれたドゥルヨーダナは、意気消沈した面持ちでハスティナープラへと戻っていった。まことにその通りである。傲慢な者の頭は、常に恥辱によって垂れ下がるものなのだ。


