パーンダヴァの兵士は毎日1万人ずつ命を落とし、わずか8日のうちに、八万もの兵が殺害されたのである。アルジュナのいかなる戦略や戦術も、何ら効果を上げることができなかった。
9日目ともなると、パーンダヴァ軍はビーシュマの猛攻の前に圧倒され、窮地に追い込まれていた。アルジュナの乗る戦車そのものが、彼が放つ矢の豪雨によって完全に覆い隠されてしまうほどであった。
アルジュナは、自らの無力さを痛感していた。その時、クリシュナが義憤に駆られ、戦車から飛び降りた。彼は戦車の車輪を掴み取ると、猛烈な勢いでビーシュマへと突進していった。
祖父ビーシュマは歓喜に満ちて叫んだ。
「おお、クリシュナ神よ! 来られよ、心より歓迎いたします! 今日という日は、まことに祝福された日となりました。あなたの神聖なる御手によって命を終えるならば、私は間違いなく天界へと至ることができるでしょう!」
その時、アルジュナは駆け寄り、両手でクリシュナをしっかりと掴んで言った。
「ケーシャヴァ(=クリシュナ)よ、あなたは武器を手に取らぬと誓われたはず。その誓いを破ってはなりません。祖父を矢で討ち取るのは私の役目です。あなたは戦車の手綱を握ってください。」
クリシュナは戦車に乗り込んだ。その日、戦争は終わった。 クリシュナは、待つだけではうまくいかないのではないかと心配していた。パーンダヴァたちは祖父のところへ行き、解決策を尋ねるべきだと考えた。
当時、戦争には規則があった。夕方になると戦いは終わり、両軍は合流することができた。シュリー・クリシュナはアルジュナと共にピターマハ(=ビーシュマ)のもとへ到着した。
アルジュナは頭を下げて座った。
ピターマハはアルジュナの戦闘能力を称賛した。
アルジュナはそれに重ねるように聞き返した。
「祖父よ、何ということですか。あなたはまるで大根と人参のように我々の軍を切り裂いています。私たちにはもう術がありません。どうか教えてください、どうすればあなたに勝利できるのでしょうか?」
ビーシュマは微笑んで言った。
「私が生きている限り、アルジュナ、お前は勝てない。お前の軍勢の中に私を殺せる者がいるだろうか?
そうだ、戦いの最中、もしも女性が私の前に現れたならば、私は彼女に手を上げることなく、武器を置こう。これこそが、私の誓いである。」
そして10日目、戦争が始まった。今日、パーンダヴァ軍の指揮権はシカンディの手に委ねられていた。今日のビーシュマは、太陽のように輝き燃え盛っていた。
シュリー・クリシュナはビーシュマの前でシカンディのところへ行き、戦うように命じた。シカンディが来るとすぐに、ピターマハは武器を置いた。
シカンディは女の姿をしていた。
その間、クリシュナはアルジュナに矢を放つように合図した。アルジュナはクリシュナの命令を受け、タンダの稜線からビーシュマに矢を浴びせた。
武器を持たないビーシュマの体は矢で砕かれ、戦場に倒れた。しかし、彼は地面に倒れなかった。体に突き刺さった矢は、そのまま残っていた。ビーシュマの体は、矢が刺さった地面に横たわっていた。
戦いが終わり、カウラヴァとパーンダヴァは皆、ピターマハのそばに駆け寄った。ビーシュマの頭は垂れ下がっていたので、王たちは駆け寄って柔らかい絹の枕を持ってきたが、ビーシュマはそれを受け取ろうとしなかった。
彼はアルジュナに言った。
「息子アルジュナよ、私の頭をしっかり支えてくれ。」
アルジュナは矢筒から矢を取り、弓につがえ、祖父の頭に当たるように放った。これは戦場における勇敢な戦士の、まさにふさわしい行動だった。
祖父は喉の渇きを覚えていた。彼は王子たちに水を求めた。王子たちは走り出し、高価な器に水を汲んできたが、祖父はその水を受け取らなかった。
彼はアルジュナに水を求めた。勇将アルジュナは愛弓「ガーンディーヴァ」に矢をつがえ、大地に向けて放った。矢は地面深く突き刺さった。すると大地から清流が湧き出した。その水は、直接ビーシュマの口へと流れ込み始めた。
こうして、「ガンガーの息子」の渇きは癒やされた。それはまるで、母なるガンガー自身が、愛する息子の渇きを癒やすために現れたかのようであった。
水を口にした後、ビーシュマはこう語った。
「今はこの身を捨てるべき時ではない。ゆえに、太陽神(スーリヤナーラヤナ)の運行が転じるその時まで、私はこのままの状態でここに留まろう。」
それから六ヶ月後、太陽の運行が転じたその時、ビーシュマはその身を天に還した。

