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辛辣な言葉(マハーバーラタ9)

神は人間に対し、他のあらゆる生き物に勝る、ある特別な贈り物を授けられた。それは「言葉の力」である。この力を用いれば、愛に満ちた言葉を紡ぎ出し、世界中の人々の心をつかむことさえできる。

しかし、もし不注意にも辛辣な言葉を口にしてしまえば、肉親でさえ、まるで赤の他人のように遠ざかってしまうことになりかねない。

実のところ、あの「マハーバーラタ戦争」が勃発した根本原因もまた、たった一度の辛辣な言葉にあった。 ユディシュティラが「ラージャスーヤ祭(王の即位祭)」を執り行った時、都インドラプラスタは絢爛豪華な装飾で彩られていた。その美しさは、まさに天上の世界そのもののようであった。宮殿、市場、大通り、小路、商店、庭園、そして湖に至るまで、そのすべてがまばゆいばかりの輝きを放っていた。

熟練の職人たちが王宮を飾り立て、まるで夢物語のような幻想的な空間を創り上げていたのである。きらめく宝石を敷き詰めて作られた床は、あまりにも滑らかに磨き上げられていたため、まるで水面に覆われているかのように見えた。中庭の中央には、色とりどりの水を湛えた池が輝きを放っており、あたかも宝石をちりばめたモザイク画のように見えたほどであった。 

ドゥルヨーダナはシャクニを伴い、ユディシュティラの王宮を見て回っていた。彼自身もその装飾の美しさは認めていたものの、その心は激しい嫉妬の炎に焼かれていた。その結果、王宮の眩いほどの美しさは、彼の目にはひどく忌まわしいものとして映った。

彼は何か素晴らしいものを見かけるたびに、鼻を鳴らして嘲笑した。すると、彼に付き従う者たちも大声で高笑いを上げ、その耳障りな笑い声が王宮の隅々にまで響き渡った。

上階の窓辺から、ドラウパディーはこの一部始終を静かに見つめていた。ドゥルヨーダナの笑い声を聞くたび、彼女の心には怒りの血が煮えたぎる思いがした。

しかし、彼女に一体何ができるというのだろうか。王宮内を歩き回っていたドゥルヨーダナは、やがて中庭へとたどり着いた。そこでは、床に敷き詰められた色とりどりの石が激しい光を放っており、まるで水の中に沈んでいるかのように見えた。

ドゥルヨーダナは、その床を本気で水溜まりだと勘違いしてしまったのである。着衣である「ドーティー」が濡れるのを恐れた彼は、裾を膝のあたりまでたくし上げた。しかし、彼が一歩を踏み出そうとしたその瞬間、ドラウパディーはもはや笑いをこらえることができなかった。

彼女は、彼のあまりの愚かさに、堪えきれず高らかに笑い声を上げたのである。ドラウパディーの笑い声は、ドゥルヨーダナの自尊心を深く傷つけた。恥ずかしさのあまり顔を赤らめた彼は、足早にその場を立ち去っていった。ドゥルヨーダナは、中庭のその特定の場所――色とりどりの水が実際に湛えられている場所へとたどり着いた。

しかし、職人たちの巧みな細工のおかげで、そこはまるで色鮮やかな宝石が敷き詰められているかのように見えたのである。ドゥルヨーダナはその実態を見抜くことができなかった。彼が一歩踏み出したその瞬間、彼は盛大な水しぶきを上げて水の中へと転落した。


彼の高価な衣類は、たちまちずぶ濡れになってしまった。ドゥルヨーダナのこの愚かな振る舞いを目にして、ドラウパディーとその侍女たちは、再び一斉に笑い声を上げた。宮殿には、彼女たちの陽気な笑い声が朗々と響き渡った。 ドゥルヨーダナは即座に水の中から立ち上がった。

彼が濡れた衣服を絞っているまさにその時、ドラウパディーが皮肉交じりにこう言い放った。

「盲目からは、盲目しか生まれぬものだ。(अन्धे के अन्धे ही होते हैं)」

その言葉に続き、ドラウパディーは連れの者たちと共に、高らかに笑い声を上げた。 ドラウパディーの鋭い言葉は、まるで矢のようにドゥルヨーダナの身に突き刺さった。彼は心の中でこう思い、固く誓った。

「今日、ドラウパディーは私を嘲笑し、私に恥をかかせた。今日彼女が私に恥をかかせたのと全く同じように、私もまた公衆の面前でドラウパディーに恥をかかせない限り、私の心に安らぎは訪れぬであろう。」

ドゥルヨーダナの心に深く根を張り、くすぶり続けたこの怨恨こそが、やがて『マハーバーラタ』という大戦を引き起こす原因となったのである。