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ついにドゥルヨーダナ討たれる(マハーバーラタ22)

戦争開始から17日目、シャーリヤがカウラヴァ軍の総大将に就任し、戦いが再開された。この戦いでは、ユディシュティラ自身がパーンダヴァ軍の指揮を執っていた。

ユディシュティラは、母方の叔父にあたるシャーリヤに対し、強力な武器を放った。マドラ国の王であったシャーリヤは、自らの戦車から転げ落ち、絶命した。

一方、サハデーヴァは邪悪なシャクニ(शकुनि)にとどめを刺した。その後、凄惨な殺戮が繰り広げられ、カウラヴァ軍は完全に壊滅した。わずかに生き残った者たちも、恐慌状態に陥り、我先にと逃げ去っていった。 

 今や、残っているのはドゥルヨーダナただ一人となった。彼にはもはや軍勢もなく、戦車さえも失っていた。命を守るため、彼はある湖へと向かい、その中に身を潜めた。

18日目、ドゥルヨーダナの姿はどこにも見当たらなかった。クリシュナとパーンダヴァの兄弟たちは、彼を捜索に出た。湖に到着したビーマは、ドゥルヨーダナに向かってこう挑発した。

「ドゥルヨーダナよ! お前はかつて、自分こそが偉大な戦士であると豪語していたな。それなのに今、臆病者さながらに、こんな場所に隠れ潜んでいるとは何事だ。もしお前に勇気があるのなら、さっさと姿を現し、俺と勝負しろ!」 

しかし、ドゥルヨーダナは姿を現そうとはしなかった。湖の奥底から、彼は悲しげな声で語りかけた。

「ユディシュティラよ……もはや私の心は、戦いから完全に離れてしまった。私の仲間も同盟者も、皆殺されてしまったのだ。武器は壊れ、戦車はお前たちの兵士に奪われてしまった。もはや私には、王国に対するいかなる野心も残ってはいない。王国はお前が治めるがいい。そして、私を追うのはもうやめてくれ。」 


 ユディシュティラは語った。

「ドゥルヨーダナよ! お前が正気に戻るには、あまりにも時が経ちすぎた。かつてお前は、針の先ほどの、ほんのわずかな土地さえも譲ろうとはしなかった。だが今、ドラウパディーに与えられたあの屈辱が、大声で叫びを上げ、お前の命そのものを犠牲として差し出すよう求めているのだ。お前の頑ななまでの強情さゆえに、大地は何十万もの兵士たちの血で赤く染め上げられてしまった。もはや、お前といえども自らの運命から逃れることはできぬ。」


 ドゥルヨーダナは一歩前へ進み出て言った。

「戦う覚悟はできている。だが、2つの条件がある。第1に、私と戦うのは一度に1人ずつとすること。そして第2に、私にも戦うための武器が与えられることだ。」 


 クリシュナ神は答えた。

「お前の条件を受け入れよう。さあ、この棍棒を取るがよい。そしてビーマと戦うのだ。」 

 ドゥルヨーダナとビーマは激しく激突した

それはまるで、二つの山がぶつかり合うかのようであった。ある時はビーマが優勢となり、またある時はドゥルヨーダナが優勢となる。両者に優劣など、微塵も存在しなかった。ビーマの放つ棍棒の一撃は、ドゥルヨーダナに対して全く効果がないかのように見えた。

ついに、クリシュナからの合図を受け、ビーマはドゥルヨーダナの太腿を凄まじい力で打ち据えた。その一撃により、ドゥルヨーダナの骨は砕け散った。激痛に呻き声を上げながら、ドゥルヨーダナは切り倒された木のように大地へと崩れ落ちた。

パーンダヴァたちは、そこに無力な姿で横たわるドゥルヨーダナをそのまま残し、その場を立ち去った。 

 それから間もなく、アシュヴァッターマがその場に到着した。ドゥルヨーダナがこれほどまでに重傷を負っている姿を目にし、彼は深い悲しみに打ちひしがれて言った。

「おお、王よ。私はあなたのお役に立つことができませんでした。しかし、絶望してはなりません。私が、パーンダヴァの五兄弟すべてを討ち取って差し上げましょう。」